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シリコンバレー銀行(SVB)破綻はリーマンショックの再来か? - 貴方を幸福にするFXブログ

シリコンバレー銀行(SVB)破綻はリーマンショックの再来か?

お札が千切れる
大事なお金がああああ!! ( ノД`)

どうも、ローンの審査を受けると確実に落ちるエセ賢者です。
みんな貧困層をサブプライムって呼ぶけど、本当の底辺はサブプライムローンすら組めないんだぜ・・・

前の記事で「金利の引き上げは債務者を破産させ、倒産や失業を招く」という話をしたばかりですが、さっそくシリコンバレー銀行(SVB)とシルバーゲート銀行が経営破綻してしまいました。
米政府が迅速に預金保護政策を発表したために相場は一旦持ち直していますが、今後はFRBの金融引き締めにより資金繰りに困った企業が次々と倒産していくでしょう。

前の記事⇒物価の安定と雇用の最大化は両立しない

大きな金融機関の破綻ということで「救済がなければリーマンブラザーズの二の舞になる」という懸念する声が上がっていますが、それは少し違うかと猫賢者は思います。
確かにいずれ金融危機や景気後退に陥る可能性は高いけれど、SVBがその引き金になるとは考えづらい。
なぜかというと、SVBは地震の被害を受けた場所ではあっても、震源地ではないからです。

関東地方でインドの大地震

SVB破綻の原因になったのはサブプライムローンのような特殊な金融商品ではなく、米国債や住宅ローン証券です。
米国債の運用比率が高いために金利上昇で大きな含み損が生じ、預金者の資金の引き出しによって破産しました。

原理的には投資信託ファンドが株価下落で破綻するのと同じですね。
銀行は顧客から預かったお金にレバレッジをかけて運用しているので、損が出た状態で資金の返還を求められたら潰れてしまいます。
MMT信者がよく言う「銀行は元手なしで融資できる」とか「国債の含み損は問題ない」とかいう話が真っ赤な嘘であるのが証明されてしまいましたね。

⇒リーマンショックの真因 負債から生まれた福袋

の記事で解説したように、リーマンショックを引き起こしたのは複数の債券を組み合わせて作った仕組債。
信用度の高い金融商品の中にサブプライムローンという毒物を混入したために、投資家が疑心暗鬼になってあらゆる商品を売り、金融市場全体がパニックになってしまいました。

それに対してSNBが購入していたのは、普通の米国債や住宅ローン証券。
単純に金利上昇で価格が下がっただけで、不当に高い格付けをされていたわけでも、金融デリバディブをハイレバで運用していたわけでもありません。
即座にリーマンのような極端な信用不安に陥るかというと、そうはならないでしょう。

リーマンショック年金損失

しかし、サブプライムのようなハイリスク商品ではないからといって、安心していいということではありません。

確かにSVBはリーマンブラザーズのようにはなりませんが、かといって金利上昇(債券の下落)という問題がすぐに収束するわけではありません。
むしろ米国債が震源地になっているせいで、より広範囲にジワリジワリとダメージを与えるのではないかと考えています。

サブプライムローンの総額はたかが170兆円ぐらいですが、米国債の総額は4000兆円を超えています。
米国の銀行だけでなく世界中の金融機関が米国債を運用して利回りを得ています。
これは双子の赤字にも関わらずドルや米国債が暴落しない理由ですね。

日本の銀行も例外ではなく、日銀も地銀もこぞって米国債を買っています。
近年の金利上昇に伴って含み損が膨らみ、さらにドル調達コストの上昇で多大なヘッジコストを負担させられています。

同じ商品を買っているということは、日本の銀行もSNBのように損失を被るということになります。
日本の場合は預金者が銀行を信用しすぎているので取り付け騒ぎにはなりにくいけれど、含み損や逸失利益は確実に生じます。
最近はYCCの見直しから銀行株が上昇していますが、債券下落が業績に与える悪影響も考えた方がいいでしょう。

世間ではSVBが中核であるかのように騒がれていますが、あくまで問題の本質はFRBの利上げによる金融商品の下落です。
SVBは氷山の一角でしかなく、その下には株や債券で含み損を抱えた投資家の本体が存在します。

ディグダ

何かの損失で被れば、それは他の投資にも影響を与えます。
SVBの破綻は意外なことに、仮想通貨業界にも波及しました。
第二位のUSDCは裏付けとなる預金をSVBに預け入れていたため信用を失い、一時的にドルに対して値下がりしてしまいました。

金融市場は複雑に絡み合っていて、市場の価格変動がどのような経路で他の市場へ伝わるかは誰にもわかりません。
債券の下落が株式や外貨、仮想通貨など全ての市場の下落に繋がっても全く不思議ではないのです。

FRBが今後も利上げを続ければさらに債券価格は下落し、SNBのような破綻が増え続けるでしょう。
かといって利下げに転じればインフレが再燃してしまい、これまでの努力は水泡に帰します。

インフレによる消費者のダメージか、金利上昇による企業のダメージか。
どちらにせよ、頭の悪い政治家がコロナで行ったバラマキの報いからは逃げられません。

SNBの破綻はそこまで深刻な事態ではありませんが、FEDの金融引き締めから始まった大地震はいずれ世界中に伝わって、リーマンショックやコロナショックを超えるリセッションを引き起こすことになるでしょう。

⇒FEDはインフレ・株価暴落を止められない

逃げることなど不可能な状況
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No title

今回の騒動でマーケットの反応の初動は単純なドル売りでした。
本物の〇〇危機、〇〇ショックなら円、フラン、ドル買い、その他売りとなると思うのですが、これからかな?

昨日はフランがかなり売られました。
ドル円の下落は単にテクニカル通り(かなり綺麗な下落型5-0パターン)に動いただけだと思ってます。

そろそろ猫賢者様の見立てが的中するかも?

2023-03-16 07:10 | from 猫愚者 | Edit

Re: No title

去年の予想で示したシナリオ通りに金融崩壊に向かっていますね。
スイスフランはクレディスイスの救済によって一旦持ち直すでしょうが、これからまた別の金融機関で問題が噴出します。
しばらく金融不安→救済で上下を繰り返して本格的な危機に進んでいくので、短期トレードは稼ぎ時です。

2023-03-16 10:26 | from 幸福賢者

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