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米国債務上限の引き上げはドル安要因?ドル高要因? - 貴方を幸福にするFXブログ

米国債務上限の引き上げはドル安要因?ドル高要因?

死ぬのか輝くのか解釈が違う
どっちの解釈が正しいの!?

どうも、米国の破産は止められても、自分の破産は止められないエセ賢者です。
どこまでも続く円安ドル高で、マジ死にそう・・・

米国債務上限の引き上げが基本的に合意したようです。
前の記事で「債務上限はいつものプロレスでデフォルトなんかしないから、インフルエンサーに煽られて売ったりするなよ」みたいな話をしましたが、だいたいその通りになりましたね。

⇒米国債はデフォルトするか?

これを受けて、

「債務上限の引き上げは金融緩和と同じで、ドルが増えて円高ドル安になる」

と言ってる人がいますが、これは違うと思います。
『政府債務=通貨発行』のようなMMTのデマに毒されているとそういう発想になるので、勘違いしないようにしましょう。

MMT信者は中銀を政府の一部と思い込んでいますが、あくまで中銀は銀行であって政府ではありません。
お金を発行するのは銀行であって、政府ではありません。
政府は企業と同じように金を借りる、ただの債務者です。

・政府債務の増加:民間からお金を借りる(ドルが減る)→支出(ドルが戻る)
・量的緩和:中銀からお金を借りる(民間のドルは減らない)→支出(ドルが増えてドル安)

本来政府債務とは「民間からお金を借りること」なので、それで通貨量が増えたりはしません。
個人向け国債を買った人からお金を集めたり、民間企業の融資を政府への融資に替えれば、民間の資金は不足してお金の希少性が上がります。
実際には資金調達と支出の順序が逆になるかもしれませんが、結局借りた金と支出の帳尻が合うのではあれば『債務増加=通貨の増加』とはなりません。

通貨が増加するのは、中銀が量的緩和(財政ファイナンス)を行うからです。
国債を中銀に買い取らせれば中銀が刷った金で支出ができるので、QTで回収されるまで市場に出回る通貨量は増加することになります。

日銀黒田量的緩和比較

日本政府は日銀から借りた金を社会保障費や燃料補助費としてバラまいているので、どんどん円の価値が希釈されて円安になっています。
米国は逆にQT(量的引き締め)をやっているので、ドルがFRBに回収されてドル高になっています。
(実はこっそり倒産しそうな銀行に資金供給とかしてるので、きちんと回収されているかは怪しい)

日本のように量的緩和(QE)をしていれば債務増加は中銀マネーのバラマキ(通貨安)になりますが、FRBから金を借りられない今の米国においてはドル安要因にはなりません。
むしろ将来の借り入れに対するドル需要の増加(金利上昇)となって、ドル高を誘引してきたと考えるべきでしょう。

現実に債務上限が引き上げられて相場がどう動くかはこれまでの織り込み次第ですが、素直に反落してくれる可能性は低い。
懸念払拭によるリスクオン相場でクロス円や株は上昇しそうですが、異次元緩和と放漫財政で社会保障費や補助金のバラマキを続けている日本円が上昇するのはかなり難しい。

現状の日米の金融スタンスは、

日本:異次元緩和でマネーを増やし、円安誘導
米国:金融引き締めでマネーを減らし、ドル高誘導


なので、その方針を変更しない限り円安ドル高トレンドも変わりません。
日銀のYCC修正、FRBの利上げが打ち出されれば流れは一変しますが、それがいつになるのかは誰にも猫にもわからない。

現在は植田総裁が動かないのをいいことに以前解説した『日経買い・ドル円買いトレード』が行われているので、ポジションが整理されるSQ日あたりまで円安株高が続くかもしれません。

⇒ウォーレン・バフェットの日本株トレード

異次元の金融緩和と円安インフレ
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