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強烈な金融引き締めが行われているのになぜ株価が下がらないのか - 貴方を幸福にするFXブログ

強烈な金融引き締めが行われているのになぜ株価が下がらないのか

マスクを装着する巨大観音像
それって意味あるの!? (T_T)

どうも、FRBの利上げに期待してナスダックを全力ショートした暴威賢者です。
含み損が100億円を超えたんですが、いったい誰が責任を取ってくれるんでしょうか?

一般的に金融引き締め(利上げやQT)は通貨高・株安を招くと言われています。
市場から資金が回収され、金利上昇によって借入コストが高くなり、消費や投資が抑制されるからです。

・利上げ→貸出金利を上げ、民間の借金を減らす
・QT(量的引き締め)→中銀が国債を売却し、市場から資金を回収する


株価が上昇する究極的な理由は、お金(借金)が増えるからです。
金融引き締めでお金が回収されるなら、基本的に株価は下がるはずです。

コロナパンデミックが始まった時に各国は猛烈な勢いでお金(借金)を増やしたので、株価は大きく上昇しました。
しかし、現在の引き締めでは、そこまで株価は下がっていません。
2022年の利上げ開始頃は確かに株安に動きましたが、その後はいったん値を戻しています。

FRBの総資産パランスシートは減る

なぜ強烈な金融引き締めをしていのに、ダウやナスダックはいまいち下がらないのか?
この道理に合わない現象が起きている理由としては、次のようなことが考えられます。

①市場が将来の利下げを織り込んでいる
②バイデン政権がバラマキ政策を行っている
③米国民が借金を増やし続けている
④他国(特に日本)が米株を買っている
⑤銀行救済のためのステルスQE


一番先に考えられるのは、市場の織り込み
雇用統計などの指標や企業の業績発表などでは、よく「噂で買って事実で売る」ような変化を先取りした値動きが観測されます。
市場参加者が利上げの前に株を売っていれば、実際に利上げ発表があっても影響は限定的になります。
そして将来の利下げを予想して株を仕込んでいるなら、利上げ終了が近い時期に株価が堅調になっている理由が付きます。

次に考えられるのは、政府や国民が借金を増やしていること。
普通金利が高ければ新規の借り入れは減って返済が増えるものですが、米国の政府も国民もそれに逆行しています。

バイデン政権・民主党は選挙に勝つために巨額の財政出動を行い、学生ローン免除などのバラマキ政策を実施。
米国民はインフレに対して節約をするどころか、キャッシングを使って消費を拡大させています。

利上げに逆行して借り入れを増やしているなら、世の中に出回るお金の量が減るわけがない。
パウエルさん、インフレを加速させている犯人はあなたの身内にいますよ。

今日も頑張るバイデン大統領

そして、お金を米株に注いでいる輩は米国の外にもいます。
世界中の投資家、特に異次元緩和で金が余りに余っている日本人です。

かのレバナスブームが火を付けてから、日本人投資家による米株インデックス買いは右肩上がり。
コロナショックの急落で一旦陰りが見えたものの、その後の爆上げでさらに米株への投資が増えています。

FRBは引き締めに転換しましたが、日銀は未だに大規模緩和を継続しています。
日本の投資家が湯水のように資金を注いでくれるなら、米国がいくら引き締めても株を下げるのは容易ではありませんね。
円を対価に米株が買われるから、どんどん円安米株高が進行してしまいます。

また、FRB自身が金融引き締めに逆行する政策を取っているのも見逃せません。
金利の上昇に伴って米国内の多数の銀行が危機に陥り、FRBはそれらを救済するために資金の供給を行っています。
インフレを抑えるために資金回収したのに、また資金を供給したら元の木阿弥ですね。

このように米国には多数の「株価を持ち上げる力」があり、それらが米株の底値を支えています。
猫賢者は利上げでもっと株価が下がると思っていましたが、想像以上に強い反発力に予想を裏切られてしまいました。

しかし、これで米株の長期的な見通しを変えたかというと、そうではありません。
上記の要因によって時間稼ぎはできても、金融危機やリセッションを止めることはできないからです。

天文学的な借金で金融危機

市場参加者は確かに将来の利下げを織り込んで株を上げていますが、株価が高いままではFRBは利下げに踏み切れません。
景気がいい状態で金利を下げればインフレが再燃して、これまでの努力が水の泡になってしまうからです。
市場が利下げを織り込むほどFRBは株価を下げようとして、タカ派の発言で牽制してくるでしょう。

投資家「利下げが来るから株を買うぞ!」

FRB「株価が下がるまで利下げしないぞ!」

米政府「ずっと高金利にされると、利払いで財政がヤバいんだけど・・・」

アメリカンヤンキーは高金利でも後先考えずに借金を増やしまくっていますが、それを永遠に続けるのは不可能です。
金利は後からジワジワ効いてくるので、最初のうちは平気でもいずれ利息を払えなくなって破産していくでしょう。
サブプライムローンの焦げ付きが金融機関に飛び火すれば、リーマンショックの再来です。

日銀については自信がなくなってきましたが、インフレを放置し続けることはないと信じたいものですね。
植田の傀儡っぷりがひどすぎて期待はできませんが、最後の金融緩和国である日本がゼロ金利を解除すれば、世界の金融市場が一気に崩落します。

日銀だけは最後まで粘るかもしれませんが、米国が無限に債務を増やし続けるのは無理です。
しばらく政府や民間のバラマキで引き延ばしてからマネーストックが減少に転じ、この巨大なバブルは終焉を迎えるでしょう。

具体的にいつバブルが崩壊するか聞きたい気持ちは痛いほどわかりますが、残念ながらその時期を知ることは不可能です。
どこまで借金を続けるか、株を買い続けるかは、ヤンキーの気分次第。

一年後か二年後かわからないけれど、米国民や官僚が「あれ、このまま借金してたらヤバくね?」と気づいて財布の紐を締めたら、信用収縮(お金の減少)で急激に景気が悪化していくでしょう。

⇒FRBの利下げに期待して株を買っていいのか?

金融相場と業績相場の景気サイクル
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