貧者の偽善

そんなに投げたの!? (T_T)
どうも、ライブ配信の投げ銭で破産したホームレス賢者です。
たとえ一文無しになっても、推しのアイドルが喜んでくれるならそれでいいんだ・・・
Youtubeでライブ配信を見ていると、たまに高額なスパチャを送っている人を見かけます。
金持ちが好きなVtuberに金を出しているのはいいんですが、特に裕福でもない一般人がFX芸人に寄付しているのはどうもおかしい気がします。
とある爆損系FX戦士の資産は、少なく見積もっても3億円以上。
毎月数十万円の広告収入があり、仮に1億円の損切をしてもまだまだお金が残ります。
そんな富裕層が「含み損で死にそう!」と騒ぎながらネット乞食して、スパチャをもらっている光景には違和感を感じます。
もしもあなたが事業に成功していて、使い切れないお金を恵まれない子供達に寄付するなら、それは立派な善行と言えます。
しかし、困ってもいない人に投げ銭をして自分の生活を困窮させるのは、偽善と言う他ないでしょう。
世の中には高額の投げ銭で破産したり、借金を作って風俗に落ちてしまった人もいます。
本当に他人の役に立ちたかったら、まず自分に余裕がなくてはいけません。
誰かを助けることで自分が困るようなら、「もう二度と助けるもんか」と後悔することになるでしょう。

「寄付をするとお金持ちになれる!」
と信じて盛んに寄付を推奨する人もいますが、エセ賢者はあまり同意できません。
確かに石油王ジョン・ロックフェラーや世界一の投資家ウォーレン・バフェットは盛んに寄付してきましたが、寄付をしなければ彼らが成功しなかったというと、そうではないと思います。
彼らは元からビジネスや社会貢献のビジョンを持っていたのであって、寄付をしたことで稼ぐ力が身に付いたわけではありません。
元から稼ぐ力もなければたいして社会貢献もしようとも思わない私達が身銭を切ったからといって、いきなり新しい商売が閃くようなことはないでしょう。
昼食のワンコインを募金箱に入れることであなたは満足感を得るかもしれませんが、それで得られる便益はたかがしれています。
あなたの栄養状態が悪くなるだけで、アフリカの子供達の飢餓や砂漠化が解決するわけでもないでしょう。
毎月莫大な広告料を稼いでいる動画配信者に投げ銭するくらいなら、そのお金を自己投資に回したらどうでしょうか?
投資の名著でも読んで稼ぐ力を身に付ければ、投資した額は何十倍にもなって返ってきます。
あるいはインデックス投信や債券に投資して、数年後に大きく育つのを待つのもいいでしょう。
「金額よりも気持ちが大事」と言って慈善団体は寄付を募りますが、実際に得られる便益はやっぱり金額に依存しますよね?
今のあなたから千円を絞る取るより、稼げるようになった将来のあなたに1万円を出してもらった方が貧しい人々は助かります。
一般人は無理に寄付をするのではなく、そのお金を自己成長に向けるべきだと思います。
ビルゲイツは慈善事業に8兆円の寄付をしてきましたが、それは彼が使い切れないほどたくさんのお金を稼いできたからです。
ろくに稼いでいない私達が「成功者の真似をすれば自分も金持ちになれる!」と思い込んでなけなしの貯金をばら撒いたところで、自分の首を絞めるだけです。
それは因果関係が逆転していますから。
貧困者を救いたければ、まず自分に投資して稼ぐ力を身に付けなければいけません。
弱い自分を犠牲にして他者を助けようとするのは、自己満足にしかならない偽善です。
⇒空から降ってきた一億円を受け取ることができるか?

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