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中央銀行は金利を決定できない - 貴方を幸福にするFXブログ

中央銀行は金利を決定できない

人の話をよく聞く岸田総理
全然聞いてねぇだろ! (`・ω・´)

どうも、どんな話も聞くだけは聞くエセ政治家です。
何も対応はしませんが話だけは聞くので、好きなだけ苦情を言ってください。

世界中でインフレの過熱に伴って金利上昇が続いています。
米国債利回りは、FRBのタカ派的な政策金利見通しを背景に16年ぶりの高水準に上昇。
日本国債もYCC変動幅の拡大により、0.5%→0.75%まで金利が上昇しています。

金利上昇に伴ってダウやナスダックは若干下落しているものの、日本の投資家は極めて楽観的。
高橋ダンのようなインフルエンサーは今が買い時として、盛んに米国債を勧めています。
ハンキン経済学者に至っては、「財政破綻はあり得ない」と言って金利上昇を無視し続けています。

彼らがなぜこうも金利上昇に対して鈍感かというと、「金利は中央銀行が決めるもの」という一種の信仰があるからです。
「経済や財政がヤバくなれば日銀やFRBがボタン一つでゼロ金利に戻してくれるから、金利上昇は怖くない」と思い込んでいるのです。

確かに中銀は国債買いオペによって国債金利に干渉できますが、完全に自分の思うままに操作できるわけではありません。
あくまで市場参加者の一人として売買を行うだけで、最終的に市場金利を決定するのはマーケットです。

物価が市場の需要と供給で決まるように、国債価格(利回り)も国債市場の需給で決まります。
国債の売却量が増えれば金利は高くなるし、国債の購入量が増えれば金利は下がります。
中銀は買い手の一人となって需要を増やすことはできますが、自分以外の参加者の売買に干渉することはできません。

需要と供給のグラフ

もちろん中銀は政策金利を決定する権限を持っていますが、政策金利と市場金利は同一ではありません。
政策金利とは、中央銀行が設定する短期金利(誘導目標金利)のことで、金融機関の預金金利や貸出金利などに影響します。
これはマネーサプライを増やして間接的に国債金利に寄与しますが、最終的に債券の利回りを決めるのは債券市場の需給です。

反緊縮や国債ホルダーは「中銀の緩和ですぐ金利が下がる」と思っていますが、それが正しいかは結構怪しいところです。
確かに長期的に見れば利下げに追従して市場金利は下がるでしょうし、国債買いオペによって国債価格は上がる(代わりに通貨の価値が下がる)でしょう。
しかし、市場参加者は中銀だけではありません。

もし政府が国債発行量を増やしたら?
民間の銀行が保有国債の売却に動いたら?
海外のファンドが国債の空売りを仕掛けてきたら?

中央銀行が介入しても、金利上昇が止まらない可能性はありますね。
「金利は中銀が決める」というのは「株価は仕手筋が決める」と言ってるようなもので、1プレイヤーの実力を過大評価しています。

さらに問題なのは中銀資産の膨張とインフレの進行です。
リーマンショック以降、世界中の中央銀行は景気対策と称して過剰なまでの国債買入を行い、強烈なインフレを引き起こしてしまいました。

日銀のバランスシート膨張

財政ファイナンスの誹りを受けたくなければ、中銀は国債買入を停止して売却しなければいけません。
さらに現在のように物価が上昇していく状態では通貨の番人である中央銀行は金融引き締めを行わなければならないので、再緩和で金利を下げることはできません。
(国民の声を聞かない日銀は中銀の使命を無視して異次元緩和を強行してますが)

今後中国などが米国債を売り出せばさらに金利が上昇することになりますが、その時中銀は金利を抑制してくれるでしょうか?
日銀は円をゴミにしてでも国債を買い支えそうな気はしますが、FRBがインフレをさらに悪化させるQTを行うかは怪しいところです。

長らく国債は安全資産と見なされてきましたが、放漫財政・量的緩和がインフレを引き起こしたことで、その安全性も疑問符が付いてきました。
エセ賢者はFRB緩和の兆しが見え次第米国債を少し買ってみようと思ってはいますが、市場で売買されるものが絶対の安全なんてことはあり得ないので、TMF(20年超米国債ブル3倍)みたいなギャンブル商品には手を出さないように。

国債はあくまで借金であり、価格下落(金利上昇)のリスクを伴っているものです。

⇒FRBの利下げに期待して株を買っていいのか?

国債は破綻しない
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コメント
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久しぶりだな。正確には「中央銀行は"ある程度"はコントロール出来る。」と表記すべきだろう。

コントロール出来る出来ないという二元論の話ではない。相変わらず反緊縮と緊縮の議論はうんざりだ。

2023-10-08 19:11 | from 匿名

Re: タイトルなし

ストロー君は相変わらず二元論で物事を考えているんだね。
国債を買って価格を上げることをコントロールと言うのなら、全ての市場参加者、特にお金持ちは国債をコントロールできるということになる。
実際は日銀の買いに対して投機はさらに空売りで対抗することもでき、最終的に市場参加者の総意によって価格が決まるのだから、単一の参加者によってコントロールできるという考え自体がおかしいんだよ。

2023-10-08 19:56 | from 幸福賢者

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