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米国債はまだ『安全資産』と呼べるのか? - 貴方を幸福にするFXブログ

米国債はまだ『安全資産』と呼べるのか?

米国債務上限の推移
借金増えまくっても安全なの!?

どうも、2020年にTLTを買っていたら資産が半分以下になっていたエセ賢者です。
国債は安全資産じゃなかったのかよ!

米国がQTを始めてから金利上昇が止まりません。
特に期間の長い国債の利回り上昇が著しく、10年債は5%に迫っています。
このまま行くと長期金利の上昇によって逆イールドが解消されそうです。

金利上昇は、債券価格の下落と同義です。
米国の10年債は最高値から半値になりましたが、これで安全資産と呼べるのでしょうか?

米国が世界一の軍事力を持ち、基軸通貨を擁する経済大国であるのは周知の事実。
だから証券マンやYoutuberは米国債を安全資産と呼んで投資を煽っていますが、こうも強烈に価格が下落するものが本当に安全なのでしょうか?

投資において、安全とはリスク(価格変動)が小さいことを指します。
リスクとリターンは大抵釣り合っているので、安全資産とリスク資産はそれぞれ、

①安全資産:ローリスク・ローリターン(価格変動が小さい)
②リスク資産:ハイリスク・ハイリターン(価格変動が大きい)

の金融商品ということになります。

現在の米国債はどちらに該当するのでしょうか?

仮に、

①大企業の配当・・・4%
②米国債の利回り・・・5%


とした場合、米国債の方が利回りが大きいのでリスク大きいということになってしまいます。
銀行は安全資産と認識しているのに、投資家にとってはリスク資産なんですね。

パンツの中を触ると危険

ここのポイントは米国債が昔から安全でなかったということではなく、「ボラティリティの上昇によってリスク資産になった」ということです。
FRBがQE(国債買いオペ)をやっていた頃は国債価格が維持されていたので、投資家にとってリスクが低かった。
けれど、QT(売りオペ)に転換してからは価格下落が顕著になり、リスクも増大してしまったわけです。

これは国債に限った話ではなく、あらゆる金融商品について同じことが言えます。
例えば日本円はかつて米国債以上の安全資産として扱われていましたが、その理由は通貨価値の変動(インフレ)が小さかったから。
他国が危機に陥っても日本ではインフレが発生せず、円預金の価値が守られていました。
しかし、狂気の異次元緩和・放漫財政により物価の安定は破られた今では、円こそリスクが高い資産に成り果てています。

円安

アメリカ経済が好調でFRBや日本・中国が買い支えていた頃の米国債は値動きが小さく、間違いなく安全資産と言えました。
しかし、経済が行き詰まって財政出動に頼るようになり、インフレの進行によって金融引き締めを余儀なくされた今ではその安全性に疑問符が付いています。

多くの人は未だに「米国は最強の軍事国家だから大丈夫」という幻想を信じてますが、それならなぜロシアやアフガニスタン、イスラエルは好き放題暴れているのでしょうか?
よしんば米国の軍事的覇権が健在だとしても、それが米国債の安全を保証してくれるのでしょうか?
最大の米国債保有国である日本や中国が売却を始めたら、誰がそれを買い支えてくれるのでしょうか?

社債を発行し続けた企業が倒産するように、国債を発行し続けた国は将来必ず債務危機に陥ります。
国家の場合は中央銀行を悪用することで国債を買い支えることができますが、フィスカルドミナンス(金融政策による財政の維持)に陥れば通貨価値は暴落します。
南北戦争時代のようにデフォルトするか、日本のように財政ファイナンスにどっぷり漬かることになるかはわかりませんが、あと20年も放漫財政を続ければさすがの米国も大増税や支出削減に追い込まれるのは避けられないでしょう。

別に猫賢者は「米国債は危険だから買うな!」と言っているわけではありません。
20年債ともなればきちんと償還されるか怪しくなりますが、短期債がデフォルトする確率は極めて低い。
むしろ金利が急騰してFRBが買いオペに動くなら、その前に買おうかと思っているぐらいです。

ここで言いたいのは、「既に国債は価格変動の大きいリスク資産なのだから、そのリスクに応じた取引を心がけるべき」ということ。
安全資産と思ってCFDでハイレバ取引などすれば一気に破産しかねないので、無茶な運用は絶対に避けましょう。

本当に低リスクで利回り5%程度が欲しいなら、FXのレバレッジ1倍ドルロングや外貨MMFの方が無難です。
どこぞの有名Youtuberは債券CFDやレバレッジ投信を熱心に勧めていますが、既に安全どころか投機的取引に成り果てているので真似しないように。

⇒株と債券は本当に逆相関なのか

米国人が作れる銃の密造
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久しぶりだな。君はやはり「お金」しか見えていないようだ。「人」や「生産活動」にはあまり関心がなく、ここが反緊縮と同じと言えるだろう。なんだと指摘してるが。

先進国の中では1番魅力的な国債だろう。それは先進国の中で唯一スタートアップと呼べる企業が数多く存在することはプラス材料になる。GAFAを超えるような期待の持てる企業はやはり米国のスタートアップと言えるだろう。nvidiaやIntelといったチップの巨人や、OSからチップまで何もかも設計するAppleといったコンピュータ界のスーパースターといったコンピュータ企業は米国に集中している。そして最近話題のchatgptもやはり米国。研究(特にAI)でも世界をリードしているのは米国であり、ブレークスルーを果たした数々の有名な論文は米国から出ている。

中国やインドの登場によって相対的な地位は縮まる可能性もあるが、それでもやはり先進国の中で1番期待できるのは米国であり、この国の心配をするのは眉唾もの。

2023-10-19 18:51 | from 匿名

Re: タイトルなし

ストロー君は相変わらずお金も現実も見えていないのね。
nvidiaやIntelと米国債の安全性に何の関係があるの?

大企業があれば政府が破綻しないと言うなら、「対外資産があるから日本は破綻しない」と言い続ける反緊縮と変わらない。
政府と民間の区別が付かず、国民の財産を自分の好きなように収奪できると思い込んでいるのだ。

2023-10-19 20:09 | from 幸福賢者

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