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スイスフラン 介入大好きリスクオフ通貨 - 貴方を幸福にするFXブログ

スイスフラン 介入大好きリスクオフ通貨

殺します
厳しすぎじゃなイカ?

ウクライナ騒動で世間が騒がしくなっているので、今回はリスクオフ通貨の話。
フラン(CHF)は、永世中立国であるスイスの通貨です。
時々勘違いしている人がいますが、スイスはEUに加盟していない為、公用通貨はユーロではありません。
もっとも地理的にEUが最大の貿易先である為、現在はユーロベッグに近い形になっていますが。

スイスと日本は共に昔からリスク回避先として選好され、危機が起きた時はその通貨が上昇する性質がありました。
しかしながら近年起きた日本の大規模量的緩和策により、日本円の信用が著しく低下した為、今ではフランがその役割を一身に請け負っています。

スイスの逃避資金移動は凄まじく、特にギリシャショック時には恐ろしいくらいの上昇を見せました。
対円だとアベノミクス後とさほど変わりませんが、対ユーロでは1.1を割れ、パリティに近づきました。
メジャー通貨であるドルや円に比べると普段の取引量が多くない為、レートの変動が激しくなったのです。

スイスフランチャート
EUR/CHFチャート

自国通貨の暴騰を受けたスイス国立銀行は、業を煮やして9月6日に対ユーロでの無制限介入を行いました。
強力な介入により一晩でレートが1割以上も変動しました。
当時トレンドに乗ってCHF/JPYロングやEUR/CHFショートをしていた投資家の一部は急激な変動に損切りが間に合わず、
追証まで抱えた人がいたようです。

エセ賢者もちょっと触っていましたが、逆張りだったので微益で終わりました。
今考えると、勿体無かったと思う。

その後はEUR/CHF=1.2を防衛ラインとして、殆ど割れることなく低位置を守っています。
レートが1.2に極めて近づくとスイス国立銀行がフラン売り介入を行い、レートを押し上げてくれます。
日本の単発介入とは違い、かれこれ二年近くやっているのだから、気の長い話です。

スイスにとって通貨高のダメージは、観光業への打撃や精密機械などの輸出競争力の低下に繋がるようです。
さらにスイス企業の間には、通貨高に耐えかねて活動拠点を海外に移そうとする動きもあるので、必死で防衛している模様。
どこの国でも、産業の空洞化は懸念されているわけですね。

2014年現在でもこの発言は撤回されていないので、フラン高が進めば、再度介入が行われるでしょう。
ウクライナ問題でリスクオフが進んでいる現在は、買いのチャンスかもしれません。
普通に考えれば、1.2直前でEUR/CHFを買うのが得策だと思いますが、これにはいくつか懸念点があります。
買うべきかどうかは、よく考えましょう。

☆EUR/CHF買いの懸念点
①良い取扱業者が少ない
マイナーペアなので、日本の取引業者は多くありません。
DMM、GMO、FXCM、ヒロセあたりは取り扱っていますが、スプレッドはやや広め。
値動きのわりに証拠金が高いので、海外業者を使ったほうがいいかもしれない。

EUR/CHFのスプレッドが狭い海外業者(1pips以下)
・MBTrading
・NordMarket
・FxNet
・GFT

キャッシュバックの使える業者なら、もっと狭いかもしれない。
ファイナルキャッシュバック

②あまりリバらない可能性が高い
上のグラフを見るとわかりますが、介入で1.2を超えるものの、低空飛行を続けています。
せっかく買っても、レートが停滞された状態では利益が出ません。
スワップもかろうじてプラスくらいなので、わりに合わない。

③スイスが見捨てるかもしれない
固定レートというのは、ファンド勢から見ると美味しい餌です。
仕掛けて突き崩すことに成功すれば、莫大な利益が出ますから。
かつてソロスがポンド売りでイギリスに挑んだように、挑戦するファンドが現れないとも限りません。
その際に買っていたら、間違いなく食い殺されるので注意。

自国通貨の買い支えと違い、自国通貨売りは無制限の介入が可能と言われています。
しかし、国際協定では過度な国家の為替介入は禁じられている為、いつかは限界が来ると考えられます。
大量に抱えた外貨準備高(ユーロ)をどうするのか、という問題もあります。
他国に配慮せず無限に介入ができるなら、韓国あたりがとっくにやっていますね。

過去を遡れば、同じようなバリアが破られた歴史もあります。
2009年はEUR/CHF=1.5のラインを防衛していましたが、あっさり割れて二度と戻りませんでした。
今回もいずれ介入を諦めて、下のラインに移動するかもしれません。

もしそうなら、1.2割れで追撃ショートするほうが利があるか?
それとも、1.2までは介入しないのを見越してショートし、直前で手仕舞うべきか?

☆EUR/CHFの取引案
①スイス中銀を期待して買う
②どうせ1.2までは行くから、途中まで売る
③いつか介入を止めるので、ひたすら売り続ける
④君子危うきに寄らず。もっとマシな通貨ペアを探す。


ちょっと考えただけで、これだけの作戦が考えられます。
同じ状況で利益を狙っているのに、取る手段は異なるものですね。
スイスフランを専門に扱っているECFさんに意見を聞きたいところ。

いっそ全部やるか?
今すぐEUR/CHFを売り、1.201くらいで決済してドテンロング。
そのまま上昇すれば放置。
1.200を明確に割れたら損切って、ドテンショートで奈落の底まで。
・・・なんか、勝てそうな気がしないでもない。

スイスフランは他国にはない特殊な通貨です。
介入を逆手に取った取引をすれば優位に立てるかもしれませんが、それに頼り過ぎると痛い目を見るかもしれません。
通貨の特徴を理解した上で、シナリオを描くようにしましょう。

サラリーマン
同じ物を見ても、結論が一緒とは限らない。

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⇒元手ゼロからリスクなしでFXを始める方法
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No title

こんにちは、ユロスイはよい取引業者が少ないのが難点ですね。

追証なしでスプレット低くて、スワップがいいところとかないかなとw

1.2割れると、どこまでワープするかさっぱり分からないので、計算しにくいです。


2014-03-03 23:43 | from vodkarock

Re: No title

vodkarock様
> 追証なしでスプレット低くて、スワップがいいところとかないかなとw
少なくとも国内にはないかとw

> 1.2割れると、どこまでワープするかさっぱり分からないので、計算しにくいです。
恐ろしくポジションが溜まっているので、少なくとも数円単位の暴落が起こるでしょう。
損切りが滑ったら即死。
そう考えると、売って一攫千金を狙うほうが期待値が高いか?

2014-03-04 16:19 | from 幸福賢者

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2014-03-09 00:34 | from -

Re: No title

辻様

FXブロードネットはスワップがいいですね。
スプレッドはDMMのほうが狭そうなので、悩むところ。

2014-03-09 07:32 | from 幸福賢者

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