辞表を書く勇気 FXをすると仕事が上手くいく不思議

他人にどう言われようと、己の道を進むのみ。

FXで稼いで脱サラを狙う兼業投資家は結構います。
かくいうエセ賢者も、その一人でした。

しかし、それを実行できる投資家はそれほど多くありません。
儲からないから仕事を辞められない人もいますが、「意外と仕事も悪くない」と思い直す人もいます。

仕事ばかりしていると、それの良さがわからなくなっていきます。。
それが一旦会社から離れて相場の荒波にもまれると、新しい視点で業務を見ることができるようになります。

・相場の不定期な収入に比べて、会社の月給がどんなに有難いか。
・税金の計算を個人で行うと、どれだけ大変か。
・保険やカードの申し込みの際、社会的な保証がどれほど役に立つか。
・毎日の規則正しい生活が、いかに健康に貢献するか。
・強制的な人間関係が、どれだけの経験を積ませてくれるか。

視点を複数持つことで、人の次元は上がります。
相場に取り組むことで、エセ賢者も仕事を見つめ直すことができたのかもしれません。

色々人間離れしているエセ賢者ですが、入社してすぐの頃は意外にも素直に業務に取り組んでいました。
まぁ、元々人の言うことを聞かない性質なので、「今に比べれば」ですけどね。

上司っぽい人の言うことを聞いて、命令された通りに仕事をしていました。
当時は技術職だったので、言われたとおりにサンプル作って、言われた通りにデータ測定して、毎度のように失敗していました。

ああ、全く上手くいかなかったよ！！

何をやっても失敗だらけでした。
上司に指示をあおいでも、無茶で意味不明な精神論ばかり。
忠実にやればやるほど、泥沼に嵌っていきました。

それもそのはず。
人と自分は全く違う人間です。
見ているものも、立場も、スキルも、何もかも違います。
彼等の視点で考えたものが、自分に通用するわけがない。

他人の言う通りに仕事をしたって、どうにもなりません。
今考えれば当たり前のことですが、当時のエセ賢者にわからなかったのです。

現場を見て考え、正しい判断するのは、自分しかいません。
他人の考えはあくまで参考程度に留めて、自身の理論で結果を追求するべきなのです。

仕事の合間で相場に手を出したエセ賢者は、沢山の情報を集めました。
色々なアナリストの話を聞いて、多種多様な投資理論を学びました。

そして、理解しました。
「他人というのは、本当にアテにならないな」
と。

殆どの人が主観に基づいて勝手なことを言い、誰も責任を取ろうとはしません。
参考にしようにも、人それぞれがあまりにも違いすぎて、自分には応用できないものばかりです。
肉体的にも精神的にも、常人から遥かに離れている変人にとって、人の意見ほど無駄なものはありませんでした。



そういえば、韓国のセウォル号に乗っていた生徒達は、船内放送に従って船を出なかった為に死亡したとのこと。
協調性を尊ぶ学校教育において、指示に従わずに行動した者だけが助かるとは、なんとも皮肉な話です。

もしも貴方がエセ賢者を見て、
「幸福賢者とかいう奴はおかしい」
と思ったのなら、それは間違いなく正しい。

貴方の真実は貴方だけが知っており、その責任も貴方だけにあるのだから。
貴方が自分の頭で考えて決定したことを、心から嬉しく思います。

相場で学んだエセ賢者は、会社においても他人を当てにするのを止めました。
どんな仕事も自分の勝手にやって、怒られたら辞めてやろうと思いました。・

これからは、自分の好きにやろう。
仮に会社を辞めても、投資やアフィリエイトで食っていけばいい。
そう思うと、今までよりずっと楽に業務に取り組むことができるようになりました。

そうすると、あら不思議。
全てが上手く回り始めました。
以前よりずっとミスが減り、倍のスピードで仕事が終わりました。

好きなところに電話して、好きな工場に行き、適当に困っている人を助ける。
かなり自由に動いているのですが、誰も文句を言いません。
結果さえ出ていれば、少々無茶をしたって案外許されるものです。

勝手に仕事を作って、勝手に処理する。
そんなことを続けていくと、いつの間にか認められるようになりました。
周囲に頼られて、沢山の依頼が来るようになりました。

しつこく指示していた上司も、ある程度柔軟に対応するようになりました。
人とは実に現金なものです。
辞めると言ったら、猛烈に反対するでしょうね。

これはエセ賢者の場合ですが、意外と同じような体験をする人は多いようです。
「辞表を胸に入れて本気で仕事をしたら、大成功して辞められなくなった」
という逸話はよく聞きます。
背水の陣という奴ですかね。

私達は会社において、周囲の目線に囚われ過ぎているのかもしれません。
やはり保身を捨てて自主的に取り組む姿勢が、成功の秘訣なのでしょうね。

投資は自己責任。
仕事も自己責任。

厳しい言葉ですが、それが事実です。
貴方を誰より知っていて、本当に想ってくれるのは自分だけなのです。

この人生の主人公は貴方です。
人任せにするのではなく、一歩一歩確実に、自分の足で歩いていってください。


誰に与えられた仕事であっても、受け入れると決めたのは自分。
ならば、ここで最善を尽くす以外の選択肢はない。

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