議論と討論 目的が違う者同士に議論は成り立たない
2014-10-27|誰でもできる♪幸せになるコツ

ゲームじゃなくて寝具だった。
大抵の会社では頻繁に会議が行われ、会社の業績を伸ばすために議論が行われています。
しかし、その大半は完全に無駄であり、時間の浪費になっている事実は否めません。
なぜかというと、殆どの会議は形式だけの承認か、あるいは討論になってしまっているからです。
承認ならそれでもいい。
手短に済むし、メンバーに周知させることができるから。
しかし、議論をするつもりで討論になってしまうのは、明らかな問題です。
議論と討論は似ているようで、全く違うものなのです。
☆議論
共通の目的のために、互いが意見を出し、結論を導く場。
☆討論(ディベート)
目的の異なる者達が、相手を打ち負かして自分の意見を通す場。
こうしてみると一目瞭然ですね。
議論は同じ目的を持っていますが、討論は互いの目的が違います。
会議の目的はより良い結論を出すことであって、相手を言い負かすことではないのです。
会議でも2ちゃんねるのような掲示板でも、議論をしようとして討論になってしまうことは多々あります。
相手の非を突くことに執着したり、自分を正当化することに徹する人は沢山います。
例えば、このエセ賢者のように。
別にその行為が悪いと言うつもりはありません。
自身の正当性を証明するのは、大切なことです。
しかし、その結果、良い結論が得られることはまずないと思っていいいでしょう。
結局自分独りで考えたことと、何も変わらないのですから。
議論が討論にすり替わるのは、参加者の目的が一致していないからです。
一見同じ目的で集まったように見えて、腹の中では違うことを考えているからです。
営業の会議で売り上げを伸ばそうと話し合っても、目的がずれている人は必ずいます。
会議を早く終わらせて、自分の仕事に戻りたい者。
他人を言い負かして、目立ちたい者。
自分の数字だけ上げて、昇進したい者。
結論など必要なく、ただ話したい者。
きっと色々な人がいるでしょう。
「違う目的を持つなんてけしからん!」
なんて思うかもしれません。
でも、きっと貴方の目的も少しずれているのではないでしょうか?
完全に皆のことを考えて、話を合わすようにしていますか?
少なくとも、エセ賢者はしていません。
私には、会社の業績や社会貢献なんかよりずっと大切な目的がありますからね!

我が使命は猫の安息!人間なんてどうでいいわ!
自己の利益しか考えない人種(ヤクザ、政治家、トレーダーなど)とは議論が成り立ちません。
正しいことを言っているようでも、本音は個人的な利益誘導なので、討論にしかならないのです。
故に、エセ賢者のようなタイプとは話し合っても意味はない。
人にはそれぞれ事情があって、異なる目的を持っているものです。
全員が完全にベクトルを合わせて、同じ目標に向かっていくのは、もともと不可能なのかもしれません。
しかしながら、会議の場を設けたなら、ある程度足並みを揃えてやらなければならないのも、また事実。
目的が違うなら会議などせず、最初から独りでやったほうがいいのですから。
会議をするとき、
掲示板を見るとき、
コメントを書き込むとき、
ちょっとだけ考えてみてください。
この中に目的が違う人はいないか。
自分の目的は他人とずれていないか。
もしそうなら、区切りの良いところで打ち切ってしまったほうが賢明です。
討論に勝ったところで、自己満足以外得られませんので。
正当化とは、一種の暴力です。
正しいことは、人を救いません。
議論の場では、互いの利益を最大限に考えましょう。
決してつまらぬ争いをするために、私達は貴重な時間を共有しているわけではないのです。

孤独なヒーローより仲間想いの悪人。
独りで生きるほど、悲しい生き方はない。
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