大暴落・大暴騰 相場に異変が起こる前触れ

おや、机の上に何かいる。
相場は数年に一度大きな変動を起こすもので、いつまでも平時が続くことはありません。
世のアナリスト連中は事が起こってから後付で原因を説明しますが、そんなの意味ないと思いませんか?
レートが急変するなら、前もってそれを教えてくれ!
そうすれば億万長者だから!
と、エセ賢者はいつも思っています。
実際に未来を知ることができるのは猫型ロボットとターミネーターくらいぐらいのものですが、実を言うと異変の前兆というのは結構あったりします。
前に紹介したヒンデンブルクオーメンや騰落レシオなんかもその一種ですね。
しかし、そのような前兆はあくまで過去の事例でしかなく、結構外れます。
的中率は地震予報よりちょっとマシなぐらいではないかな?
そもそもヒンデンブルクは株の話であって、為替関係なくね?
それよりも現実的で、為替相場に関係するジンクスを紹介しておきましょう。
エセ賢者の経験即ですが、以下の場合はレートがほぼ確実に急変します。
☆為替レートが急変する前兆
①スワップポイントが逆転する、あるいは急変する
スワップポイントは金利差によって生じるものなので、金利の低い通貨を売って、金利の高い通貨を買ったほうがプラスになります。
ドル円がマイナススワップになったりすることは、まずないのです。
しかし、需給のバランスが崩れて一方の通貨へ買いが偏ると、実質金利の変化が発生し、スワップポイントにも影響します。
政策金利と全く異なるスワップになることも、現実に有り得るのです。
実際にリーマンショック・地震ショックの直前、多くの業者でドル円・ユーロ円はマイナススワップになりました。
豪ドルやNZドルは流石に逆転しませんでしたが、かなりスワップが削られていたはず。
スイスショックの前にも、ユロスイのスワップがどんどん下がって凄いマイナスになっていました。
1年かけて下がり続けていたので気付きにくかったのですが、それも一つの予兆だったのかもしれません。
スワップポイントに異常が生じるということは、需給に何か問題があるということ。
そうなった時はほぼ確実に暴落が来ますので、よく覚えておきましょう。
②レバレッジの制限
スイスフランショックの前の7月くらいから、いくつかの海外業者がフランがらみの証拠金を引き上げ、最大レバレッジを制限しています。
なぜか国内業者でやったところは一社もありませんが。
実際にレート制限が撤廃される半年も前に、市場は無制限介入の撤廃を予想し、取引に制限を加えていました。
現実には半年も介入が続いて笑い話になろうとしていましたが、実際に暴落は起こりました。
業者が証拠金を引き上げるということは、それ相応の危機が予想されていたということ。
その際に危険性を察知し、撤退していなかったことをエセ賢者は深く反省しています。
③取引の中止
これは結果なのか前兆なのか曖昧ですが、相場状況が急変すると一部の業者が取引を中止することがあります。
最近で言うとロシアルーブルとか。
一部とはいえ取引が停止されるということは、まともな流動性が見込めなくなっている可能性が高い。
そして、他の銘柄にも波及する可能性が高い。
自身の取引には関係なくても、そうなったときは潔く撤退しましょう。
④証券会社が特定の商品を勧める
最近証券会社や銀行がオーストラリアやブラジル、トルコなどの債券・外貨預金を盛んに勧めているのを見ます。
高利回り商品は魅力的に見えますが、絶対に買ってはいけません。
また、売り出されている国の通貨を買うのも止めましょう。
債券や定期預金が勧められられているということは、その商品が市場でダブついているということ。
需要が先細りし、下落が進んでいるという証拠です。
証券会社の動向を見れば、これから暴落する通貨が予想できるかもしれません。
いかがでしょうか?
ヒンデンブルクでも騰落レシオでもない、本当にヤヴァいときの前兆です。
こうなった場合はほぼ確実に大暴落が起こるので、手を引くなり、売りに徹するなりしてください。
既に手遅れかもしれないけどね・・・
どんな惨劇も全くの予兆なしで起こることはありません。
市場の動向には常に目を光らせて、いざというときに動けるように心掛けましょう。

助からないときは助からない。
人生はやはり非情である。
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