損失を取り戻すことは絶対にできない
2015-02-15|負ける理由(真実を知りたい貴方へ)

どんだけ初心者なのよ・・・
投資家の多くは、相場で負けたとき相場で取り戻そうとします。
それは株でもFXでも同じで、とにかく負けた分を取り返してイーブンにしようと考えます。
しかし、この行為は極めてリスクが高く、実質的に不可能に近いことを覚えておいてください。
例えば貴方の資金が200万円だとして、100万円失ったとしましょう。
残りの資金で損失を取り戻そうと思ったら、今までの2倍のポジションを持ってトレードしなくてはいけません。
しかも冷静さを失った状態で。
平常時に低レバでも負けたのに、激昂した状態のハイレバレッジで勝てるものか。
それは自殺行為と何も変わらないのではないでしょうか?
私達は勝負に負けると現在を「負けに偏った状態」と認識します。
「何回も連続した負けたのだから、次は運が向いてくるだろう」
と考えがちですが、その認識は正しくありません。
これまで負け続けてきたのなら、次も負ける可能性が高いと言わざるを得ません。
一度決着が着いた勝負はリセットされ、毎回最初からスタートになります。
資金が100万円まで減ったのなら、次は100万円からスタート。
50万円まで減ったなら、50万円からスタート。
増えた場合でも同じです。
資金管理は、現在の口座残高を基準にして行うものです。
資金が減ったなら、それに応じてポジションも落とさなくてはなりません。
決して損失額に合わせてトレードを行ってはいけないのです。
人間はマイナスをゼロに戻したがるがる生き物です。
なんとかして損失を取り戻したいという想いは、痛いほどわかります。
けれど、それは投機においては致命的なミスであり、少なくなった資金では決して取り戻すことができません。
残ったものを再計算して、最初からやり直すしかないのです。
多くのトレーダーは一度の損失で冷静さを失い、その後の無謀な取引によって破産します。
本当に大切なのは、損失を被ったときにトレードを停止し、落ち着いて考えられるかどうかなのです。
負けたときは、素直に負けを認めましょう。
過去のことは水に流して、今あるものを認識しましょう。
勝っても負けても、そこが新しいスタートなのです。

予想外なことは常にある。
大事なのは無理に這い上がることではなく、傷口を広げないように努めることだ。
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