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誰もが困るほうに動くのが為替 - 貴方を幸福にするFXブログ

誰もが困るほうに動くのが為替

苦渋の選択
どれも選びたくねぇ!

FXの払い戻し率はスプレッドを除けばほぼ100%であり、競馬(75%)や宝くじ(50%)より遥かに分がよい賭けになります。
しかしながら、現実のトレーダーは負け組ばかりで、全くそうには見えません。
競馬や宝くじ、パチンコのほうがよっぽど勝ち組が多く、健全な投資に見えてしまいます。

その理由の一つとして損大利小のプロスペクト理論が上げられますが、原因はそれだけではないでしょう。
利益と損失の比以前に、「素人が賭けた方向にチャートが動きにくい」という現実があるような気がします。

実際にエセ賢者がポジションを取ると、ほぼ決まって逆方向にトレンドが発生します。
それはもう百発百中で、後出しじゃんけんでもされているかのように。

試しにいくつか例を挙げてみましょう。

①南アフリカランド ZAR/JPY 16円⇒9円

日本人が大好きな高金利通貨ZARですが、ここ10年以上ずっと右肩下がりで推移しています。
アベノミクスで円安が進んでも11円を大きく超えることはなく、未だに10円近くを低迷。
対ドルではゴミのような有様。

高金利通貨であるため、ランドをショートする日本人は殆どいません。
さらにスワップポイント以上の下落が続いているため、ランドを長期保有している日本人は殆ど負けていることになります。

以前ZAR/JPYで異常レートが出た際も、大きくZAR安へ動きました。
トレンドでも異常でも、徹底的に不利なほうに動くのが為替です。

②オーストラリアドル AUD/USD 1.1⇒0.75、AUD/JPY 102円⇒92円

同じく高金利のオーストラリアドルも、日本人に人気の通貨です。
AUD/USDもAUD/JPYも大半はロンガーで、敢えてショートする人は少数です。

特にAUD/USDは下落が激しく、スワップも減少傾向のためまるで損失を埋められていません。
豪ドルを買っている日本人の大半は、負けていることになります。

③スイスフラン EUR/CHF 1.2⇒0.86

1月に発生したスイスフランショックでも、大半のトレーダーが負けています。
それも何百万、何千万という単位で。

SNBが直前まで為替介入を表明しており、さらにマイナス金利の導入まで決まっていたため、市場が極端にロングに傾いていました。
この状況でショートを継続できた方は、かなりの熟練者だと思われます。

EUR/CHFが1.2を大きく超えていけば皆が儲かって万々歳だったのでしょうが、現実には奈落の底へ向かっていきました
相場は素人の都合の良いほうには動かないという好例ですね。

2008年から2011年までの円高は、説明するまでもないでしょう。
多くの日本人が円売り外貨ロングを仕掛けて、無残に散り続けました。

④ブラジルレアル USD/BRL 2.0⇒2.9

政策金利が10%を超えるブラジルレアルはスワップポイントも高めですが、それにも増して為替レートの下落が激しい状況が続いています。
スワップ目当てでUSD/BRLをショートした投資家はほぼ全滅しており、目も当てられない状況です。

このように多くの場合において、為替のトレンドは大衆の思惑とは逆方向に動きます。
もちろん必ずそうなるとは限らないし、上下に振れることもあります。
けれど平均すれば多くの人が損失を出すほうに動くことが多く、日本人投資家の8割以上が負けてきたのが事実です。

USD・BRLチャートIG

なぜそうなるのかは意外と簡単で、
・素人はインフレ率が高い(政策金利が高い)ほうにポジりやすい
・クソポジが重しになって、狙ったほうに動きにくい

という二つの理由が挙げられます。

素人、特に日本人は金利を重要視する傾向にあり、高金利通貨をショートするのは気が引けます。
インフレ率が高いZAR、BRL、AUDを売ったほうが有利だと頭ではわかっていても、マイナススワップがちらついて積極的にショートすることができません。
勝ちたいと思うなら、高金利側を敢えて売る勇気が必要になってくるでしょう。

スワップ以外でも、世間の評価や中央銀行の発言が公平な判断を妨げます。
原油や金の買いも同様で、ロングが鉄板という誤まった思い込みが損失を招いています。
自分の頭で合理的に考えているつもりなのに、実は負けるほうに誘導されているのかもしれません。

また、クソポジがもたらす上昇の阻害も問題です。
EUR/CHFが2014年後半から1.2に釘付けされ、殆ど動かなくなったのはご存知でしょう。
これはドルが強くなるにつれてEURが売られたのもありますが、EUR/CHFの買いポジションがあまりにも積み上がっていたのが主因です。

多くの人がロングした後に値が上がれば、損失を抱えていた人はやれやれと売りに出ます。
損切りか利確かはともかく、ポジションの解消が上値を抑えるほうに働くのは間違いありません。
皆が含み損を抱えている状態では、相場はまず上昇しないのです。

上がるか下がるかは本来二択であり、エントリー方向もリミット・ストップもランダムで行ったのなら、極端に負けることはありません。
仮にチャートを一切見ずにサイコロで勝負をしたのなら、回収率は100%よりちょっと低い値で収束することでしょう。
数学サイコロ

それなのに極端に逆行が多く、殆どが負け組みになるとしたら、そこに何らかの作為があるということです。
明らかに不利なほうに誘導され、必然的な敗北へ導かれているということです。

FXの払い戻し率は確かに高く、ランダムで行ったのなら決して悪い結果にはなりません。
しかし、人間の思い込みと作為的な動きが投資家を苦しめ、最も多くの負け組を作り出すようになってしまっています。

ポジションを取るときは、
それが本当に理に叶った取引なのか、
何かに誘導されていないか、
感情に支配されていないか、
確認してみましょう。

そうすれば無駄なエントリーはなくなり、貴方の収支も劇的に改善するはずです。

勝ちは偶然もたらされることもありますが、敗北には必ず理由があります。
それを認識して、他とは一味違う投資家になってください。

美味しい猫肉の解体法
同じ物を見ていても、考えることは皆違う。
勝ち組になるためには、皆と同じ物を見て、別のことを考えなくてはいけない。
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No title

一刻も早く逆ポジを取るように仕組まれたソフト、ブラウザの開発が待たれますね!

2015-03-02 21:19 | from ななし | Edit

Re: No title

> 一刻も早く逆ポジを取るように仕組まれたソフト、ブラウザの開発が待たれますね!

作るのは簡単なのさ・・・
問題は、資金管理ができない猫はそれでも負けるということだ。

2015-03-02 21:25 | from 幸福賢者

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