自分だけは大丈夫という愚かな思い込み
2015-03-31|負ける理由(真実を知りたい貴方へ)

安易な気持ちで手を出したばっかりに、こんな悲惨なことに・・・(プラモデル)
あの東日本大災害から早四年が経ちました。
確率的には同じような大災害がいつ起こってもおかしくない状態ですが、皆さんはどう備えておいででしょうか?
もちろん缶詰とカンパン、ミネラルウォーターの準備は万全ですね?
乾電池やラジオも用意していますよね?
家屋の耐震設計や家具の固定はできていますね?
自身大国ニッポンに住んでいるのですから、当然のことです。
なんて言いながら、猫賢者は全く何の備えもしていません。
ラジオどころか、水も缶詰もありゃしない。
東日本大震災からいったい何を学んだんでしょうかね、このバカ猫は。

缶詰の備蓄は完璧だぜ!
なぜ災害に備えないのかというと、自分には関係ないと思っているから。
地震で家屋が倒壊した映像を見ても、自分の家には起こらないと思っている。
津波で人が流された話を聞いても、自分は大丈夫だと思っている。
だから他人事だと思って、何の対策も取らないのです。
それはきっと、どんなトラブルでも一緒。
交通事故でも、台風でも、借金でも、冤罪でも、懲戒免職でも、
みんな自分の身に降りかかるまでは、他人事だと思って静観しています。
そして、意外なことにそれは決して間違っていない。
仮に地震や台風で損害を受けるとしても、その期待値は極めて小さい。
家屋の修理費などを含めた被害額が百万円、年内に起こる確率が1%だとした場合、1年の損害額の期待値はたったの1万円に過ぎない。
1万円のためにあれこれ気をもんで、非常用の道具を買いそろえ、棚の固定や家のリフォームを行うのは、あまりにも効率が悪い。
もちろん命はお金には替えられないので対策する必要はあるのでしょうが、あらゆる災害に対して全て完璧に準備していたら、体がいくつあっても足りません。
大抵の災害は発生する確率が低すぎるが故に期待値が低く、対処するだけの価値がない。
故にいちいち悲観的に考えるより楽観的に生きるほうが、生物的には都合が良いのです。
つまり、貴方がこの平和な日本で生きるのであれば、「自分だけは大丈夫」と思って楽観的に過ごしたほうが良い。
しかし、それがよりリスクの高い海外への旅行、あるいはトレードの世界となると、話が変わってきます。
日本で強盗や強姦に遭う可能性は極めて低いけれど、海外では日常茶飯事です。
そこで何の対策も取らず、自分には関係ないと思っていると痛い目を見ます。
FXや株式など、金融の世界では日々膨大な資金が動き、毎年なんらかの暴騰・暴落が起きて破産者を続出させています。
そこは平和な日常とはかけ離れた、食うか食われるかの世界なのです。

「自分だけは大丈夫」
「今回はなんとかなる」
「一度だけなら許される」
そんな安易な気持ちでFXをすると、恐ろしく多額の授業料を支払うことになります。
日々高まるリスクを正常に把握することができないトレーダーは、いずれ必ず破産することになります。
戦場と相場では、楽観的になった者から死んでいくのですよ。
「FX 破産」や「株式 追証」、「投資 借金」、「リーマンショック 暴落」、「エセ賢者 ぬこ」あたりでグーグル検索してみれば、目を覆いたくなるような悲惨な話が山ほど見つかるでしょう。
それを見た貴方は、「こうはなるまい」と思うはず。
しかし、その忠告を心に留めて、実際に行動に起こせる人は実に少ない。
いたとしても、全体の5%くらいでしょう。
殆どの人は「自分には関係ない」と思って、何の準備もせずに戦地へ出かけてしまうんですよ。
人間は本来楽観的な動物であり、楽観的であること自体は悪いことではありません。
しかし、その感性をより危険な世界に持ち込むと、大火傷を負うことになります。
戦地に対岸の火事はありません。
どんな時も気を引き締めていきましょう。

ほんの一回だけ。
そんな遊び心が身を滅ぼすこともある。
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