「何が」より「いつか」が大事
2015-05-21|FXのカラクリ(初心者向け)

こんなところに喫煙所を作ったのは誰だ。
間違いなく日本の国家財政は破綻します。
もちろんギリシャも破綻します。
ついでに言うとアメリカだって例外じゃない。
なぜかというと、どれも持続不可能な状態だからです。
100兆円足らずの国家予算で、1053兆円の借金が返せるわけがない。
ただでさえ増える赤字でさらに借金が積み上がり、利払いすら危うくなっていくでしょう。
日本政府が破綻するのは、時間の問題です。
しかし、「それがいつ起こるのか?」という問いには、誰一人答えることができません。
起こることは予想するのは簡単でも、いつ起こるのかを予想するのは非常に難しいからです。
直近で一番可能性が高いのは、おそらく2017年。
バーゼル銀行監督委員会が国債をリスクとして認定すれば、一気に国債が売り叩かれるかもしれません。
あるいは、2020年の東京オリンピック直後というのもあるかもしれない。
オリンピックの開催に莫大な資金をつぎ込み、財政を悪化させた国は多い。
日本もまず間違いなく無駄金を費やして、さらに借金を膨らませてくれるだろう。
しかしながら、本当に2017年や2020年に危機が発生するかというと、それは誰にも断定できません。
あくまで強いストレスが発生する時期を指しているだけであり、『日本という生き物』がどこまで耐えられるかは神のみぞ知るからです。
ギリシャだって何度も破綻すると言われながら、なんだかんだで危機を乗り越えてきました。
アメリカの債務だって膨れ上がるばかりですが、何度も債務上限を繰り上げて破綻を先延ばししています。
無限にできる借金はありませんので、いつかは破綻するでしょう。
人が永遠に生きられないように、国家もいつかは滅びるでしょう。
けれど、病人がいつ亡くなるかわからないように、社会もいつ急変するのかわかりません。
変化の時は必ず来るけれど、その時期を当てるのは非常に難しい。
仮にこれから先に起こる出来事を全て知っていても、トレードでは勝てません。
トレードにはエントリータイミングとエキジットタイミングが必須だからです。
たとえ企業の破綻を予知して空売りしたとしても、その前に暴騰が来たら死ぬだけです。
トレードとは「何が起こるか」ではなく、「いつレートが動くか」を予測するゲームだと言えるでしょう。

いつまで経っても動かねぇ。
時が来れば、日本は必ず破綻するでしょう。
東海大震災は必ず発生して、大きな被害をもたらすでしょう。
しかし、それがいつ起こるか確約する術はありません。
ただ出来事を知っていても、相場では役に立たないのです。

いつになったら暴落が起こるのか。
もう待ちくたびれてしまったよ。
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