どこまでも、贅沢な悩み

金持ちはトイレまで純金製なのか・・・ Σ(゚Θ゚)
老若男女、悩みのない人はいません。
誰もが日々思い悩み、出口のない迷路を彷徨っています。
慈善活動なんか一ミリもしたことのないエセ賢者ですが、どういうわけか頻繁にお悩み相談が来ます。
いちいち相談に乗るのも大変ですが、きちんと返答するのがエセカウンセラーの使命なのでしょう。
相談者の中には借金等で本当に困っている人もいますが、中にはいちいち解決するまでもない、贅沢な悩みを抱えている方も結構いらっしゃいます。
・・・というか、日本人の大半はそんなもんですよね。
衣食住足りた人間の悩みって、自慢にしか聞こえない。
以下は、あちこちで見かける典型的な悩み。

「会社が忙しすぎて休みが取れない! ノルマが厳しすぎて困る!」
⇒仕事があるだけ、いいじゃん。
こっちなんか、明日も知れないニート賢者ですよ!?
「公務員を首になってしまった! 退職金○○万円だけで追い出されるなんて酷い!」
⇒退職金もらって文句を言えるアンタのほうが酷い。
「嫁が家事をしない! ネチネチ文句を言うばかりで、憎たらしい!」
⇒相手がいるだけ、幸せだよ。
エセ賢者なんて、手を繋いだことさえないよ・・・
「子供が勉強しない! 受験にも落ちるダメ息子を勘当したい!」
⇒子供がいるだけで勝ち組。
一度天涯孤独になってみそ。
「事業が上手くいかない! 今期も赤字だ!」
⇒経営者ってだけで十分凄い。
安月給で馬車馬のように働くワーキングプアにも、同じことが言えるか?
「FXで大損した! どうやって損失を取り戻したらいいんだ!?」
⇒簡単に取り戻せないほどの余裕資金があったのか。
ギャンブルに手を染めなくても、十分金持ちじゃんか。
このように、人の悩みの大半は取るに足らないものです。
本人にはわからなくても、他人から見れば一目瞭然です。
貴方が悩み苦しんでいる時、周囲の人々は同情して、優しい言葉をかけてくれるでしょう。
けれど、本心では必ずしも共感しているとは限らない。
何がそんなに辛いのかわからない、
たいしたことだと思えない、
そんな風に感じている可能性もあります。
ある意味、悩みが持てる時点で既に幸福と言えるかもしれません。
だって、本当に境地に陥っている人は必死で足掻いていて、悩む暇さえないのですから。
壁にぶち当たり、辛くてしょうがなくなった時は、そんな自分を客観視してみましょう。
自分がどれだけ恵まれた境遇にあるのか、見つめ直してみましょう。
そうすれば、所詮贅沢な悩みだと気付くだろうから。
どんなに境地に陥っても、地獄はまだまだ遠い。
そう思いながら、日々を過ごしています。

あの頃、本当に大変だったなぁ・・・