アンチエコロジー ソーラーパネルは買うな
2015-12-13|経済を考える

その電話機って必要か!? Σ(゚Θ゚)
最近は新築住宅にソーラーパネルを設置する人が多くなっています。
太陽光発電で日々の電力代を浮かせ、売電収入で元を取る。
そう考えて導入する人が多いのですが、エセ賢者的には無用だと思いますね。
理由の一つは、元を取るのに時間がかかりすぎること。
ソーラーパネルを設置してから一度も故障しなかったとしても、元を取るのには30年くらいかかります。
その上パネルは劣化するし、地震や津波で劣化するかもしれない。
そもそも30年後に、自分が生き残って、この場所に留まっている確率は何%くらいか?
値上がりはあり得ないし、売れもしなければ、動かせもしない。
投機対象としては株や債券よりも遥かに不適格と言わざるを得ません。

タマホームにも、ソーラーパネルが設置されてるらしい。
もう一つの理由は、太陽光発電ってたいしてエコロジーじゃないということ。
植物のように人手をかけずに太陽光を有効利用できるならいいのですが、太陽電池は人間が作ります。
多結晶シリコンに不純物を添加してp型・n型半導体を作り、電極を通して作るのが基本。
当然処理には巨大な機械設備が用いられ、印刷やエッチングを繰り返して作成されます。
太陽光発電で発生する微弱な電力で、パネル作成に費やした多大な電力と人力をペイできるのか?
ソーラーパネルを作っている会社の社員としては、昔から疑問でしょうがない。
(別にエセ賢者自身がその部署に在籍しているわけではないが)
実際の損得は計算してみなければわからないし、天候や災害、転勤といった不確定要素も大きい。
一概に損とも言えないし、得とも言えない。
けれど、30年もかけてようやく結果が出るようなギャンブルを、エセ賢者はやりたくありません。
投機においては、差益の大きさだけでなく、時間的ロスも重要だからです。
どうせやるなら、FXか株式投資のほうがマシ。
勝つにせよ、負けるにせよ、すぐに結果が出ますから。
エントリーして30年後に結果が出る投機なんか、誰がやるか。
近年建築会社のソーラーパネル押しはますます強まっており、販売員も「付けて当然」みたいな論調で話を進めてきます。
売電収入でローンが安くなるとか、補助金が出るとか、メリットを前面に押し出してくるでしょうし、わざわざ
けれど、最終的に判断するのは貴方です。
家の環境を知っているのも、家計を把握しているのも、将来について深く考えているのも、貴方しかいない。
本当に何十年もかけて費用の償還をするのか、それとも別の物に投資するのか。
良く考えて、結論を出してください。

こうなってからでは遅すぎる!