トレンド転換 買ってくれる人がいないと下がらない

髪があるからハゲるのさ・・・
価格が下がるのは、「売る人が多いから」と思われがちですが、その考えは正しくありません。
だってその理屈だと、全員が売ったら全員に利益が出てしまうじゃないですか。
相場はゼロサムゲームですから、そんなことはあり得ません。
売る人がいれば、買う人もいる。
ロンガーがいるからこそ、ショーターは暴落を仕掛け、利益を得ることができるのです。
もちろん、それは逆でも同じこと。
もしも下落が止まらず、いつまでも落ち続けているのなら、そこには必ずロングポジションを維持している人か、新たな買いを入れている人がいます。
そうでなければ、ベア派はわざわざ売りを仕掛けて、損切りを誘発させる意味がないのだから。
ランド円が何年も一方的な下落を続けているのも、日本人ロンガーが損切りせずに抱えているからかもしれませんね。
もしも日本の証券会社が一切ランドを取り扱っていなければ、ミセスワタナベがZARを買い占めることもなかった。
だったら、海外のファンドがショートする理由もなく、今ほど通貨が下落することもなかったのかもしれません。
(結局、自国インフレ分はどうにもならないけど)
エセ賢者は長いこと相場に参加していますが、ロングをしている時に下落トレンドが終了したことは殆どありませんでした。
そしてロスカットないしドテンショートをすると、決まって相場は反転し、私をあざ笑うかのように上昇していきました。
やはり私や似たようなポジションを持った人が重しになって、価格の上昇を妨げていたのですね。
一時のユーロのように、相場が極端にショートポジションに傾けば、自然に下落は限界を迎え、ショートカバーで浮き上がりやすくなります。
全体が悲観に傾いた時が、本当の買い時なのです。
テレビも新聞もブログも、みんなが暴落懸念を出したら、底が近いのかもしれません。
トレンドの反転を疑う時は、そういった目で見てはいかがでしょうか?

いつまでも狩られるほうだと思うなよ。
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