「金くれ」で口座を曝している人達に足りないもの

払えるか!
金くれとはネット乞食の為の口座情報登録サイトで、Twitter と連動しています。
銀行口座を曝してお金に困っている理由を記入しておけば、親切な人がお金を振り込んでくれます。
(多分)
<金を貰ったらやること、メッセージ>
副業の詐欺に遭い、2月3日で丸3年になりました。
銀行や消費者金融に借りさせられたまま逃げられたので、月々の返済に苦労して来ましたがいよいよ限界です。
少額からでも助けて頂けたら幸いです。
みずほ銀行 浦和支店 普通 ○○
お金をもらったらまずビールを買います。
その後、彼女と焼き鳥屋へ行きます。
ちょっと酔っ払ったらバーへ行って、お洒落なカクテルを飲みます。
1000円から~5万円ください。俺に振り込むと貴方の明日の運勢、今年の運気が上がります。
口座番号
ジャパンネット銀行 店番号 002 口座番号 ○○
↑ワロタ
残念ながら極貧のエセ賢者に彼等を助ける資金力はありませんが、ちょこちょこ見ていると、色々勉強になります。
個人的に思うのは、
じゃなくて、「助けたくなる人とそうでない人が、はっきり分かれている」ということ。
どうも大半の人は自分の悲惨な境遇をアピールすることに躍起になっていますが、そんなことをしてもまるで意味がありません。
携帯が止まろうが、半身不随だろうが、見ず知らずの他人には関係ないでしょう。
悲しい話ではありますが、それが現実というものです。
彼等に足りないものは、ただ一つ。
「他人にしてもらいたいこと」ではなく、「自分が他人に対して何をしてやれるか」ということ。
それさえ書いていれば、寄付金なんていくらでも集まるだろうに・・・

生活に困って、頭が回らないのはわかります。
けれど、何も提示せずに、支援は集まりません。
多くの人がギブアンドテイクで動く以上、受け取るためには前もって何かを与える必要があります。
それを忘れて不幸自慢を競っても、何の意味もないのです。
別に、誰もが欲しがる高価な物を提供する必要はありません。
そもそも、そんな物があればとっくに換金しているでしょうし。
マニアックな知識でも、微妙にレアなキン肉マン消しゴムでも、自分のセミヌード写真でもいい。
とりあえず、支援の代償として何かを提示してみてください。
それだけで、印象はずっと違う。
「相手に何かを与えられる人間である」ことをアピールすれば、何もしない人とは比べ物にならないくらい人目を集めることができるでしょう。

こんなんでもいい。
逆に言えば、それができないからこそ、彼等はこんな境遇に陥っているのでしょうね。
自分自身の価値も知らず、他人に貢献することも考えないのでは、何も得られないのは当然かもしれません。
どこぞのブログで日経先物で失敗したペンギントレーダーが支援を求めていましたが、どうして彼は自分の知識や人脈を有効活用しないんでしょうかね。
元金融機関のFXトレーダーなら、銀行家の知り合いもいるだろうし、金融の裏情報だって持っているだろうに。
顔も知らない他人は無理でも、かつて時間を共有した同僚なら援助してくれる人もいるかもしれません。
その卓越した知識と経験を活かして、良き支援者を見つけて頂くことを願っています。
誰に限った話ではなく、世の中の大半の人は、自分を過小評価しすぎています。
どんな人にも優れた長所があって、それを買ってくれる人が必ずどこかにいます。
その人はまだ貴方を見つけられていないかもしれませんが、いつも貴方を探し続けていることを忘れないでください。
そして、彼(彼女)に見つけてもらうためにも、まず貴方が自分を信じて、その力を世に示していきましょう。
当のエセ賢者も、過去の失敗で何度も困窮し、人の施しを受けたことも少なくありません。
以前スイスフランショックで670万円の損失を出した時も、多くの方々から支援を頂きました。
(アマゾンギフトカード、弁護士の紹介など。現金の供与の申し出も多数ありましたが、丁重にお断りしました)
今のエセ賢者に返せる物は多くありませんが、情報提供や無料相談などを通じて、与えられた恩には報いていく所存です。
いずれまた助けて頂くこともあるかもしれませんが、その時はまた宜しくお願い致します。
(そうならないように、まずは自分が頑張らないといけないのだけど)
助力を求めるのは、恥ではありません。
「金くれ」でも生活保護でも、必要になったら躊躇なく使ってください。
けれど、貴方が助けられることばかり要求して、自分から与えることをしないのなら、手を差し伸べてくれる人はきっと多くない。
まずは靴磨きからでもいい。
助力を得たいと思ったら、まずその前に、今の自分にできることを考えてみましょう。

世の中、こんな善人ばかりならいいのに・・・
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