引き寄せの法則 『意思』は現実化する

猫になりたい・・・ (つω-`。)
ナポレオン・ヒルが提唱した「思考は現実化する」という考えは間違っていませんが、一般には間違って伝わっていることが多いような気がします。
『思考』と一口に言っても、それには色々な意味があります。
願望、欲望、恐怖、不安、意思、信頼、愛、嫉妬、怨恨・・・
四六時中色々な考えが、私達の頭の中を駆け巡っています。
しかし、それら全てが同等に現実に現れるかというと、決してそうではない。
とりわけ、私達が一番引き寄せたいと願う『願望』が、現実化からは最も遠い。
そして、最も近いのが『確信』で、それに準じるのが『意思』、『恐怖』、『不安』だと思われます。
なぜ意思や不安が現実化しやすく、願望が現実化しないのか?
それは、意思や不安が行動に直結するのに対して、願望の多くが行動に結びつかないからでしょう。

↑真面目に叶える気があるのか?
日常生活において、願望と意思は殆ど同じ方向を向いています。
願望:トイレに行きたい
意思:トイレに行こう
行動:トイレに行く
現実:用を足した
しかし、極めてコストのかかる、あるいは達成する方法がわからない事柄に対しては、願望と意思が逆方向を向くことが少なくありません。
願望:結婚したい(けど、婚活はしたくない)
意思:結婚しない
行動:婚活しない
現実:独身でいいや・・・
意思と行動は、だいたい同じ方向を向いています。
たとえ障害があっても、進む決意さえあれば、遅かれ早かれ目的地にたどり着くでしょう。
けれど、願望だけに留まって、先に進もうとする覚悟がなければ、決してゴールに辿り着くことはありません。

意思とは、現実を創造する力のことです。
貴方の手を動かして物を造り、脚を動かして世界のどこへも運んでいってしまう、魔法のような力です。
物事を成すのに、最初から手順がわかっている必要はありません。
なんとしてでもやり遂げるという決意があれば、零からのスタートだとしても、頭がフル回転して目的地までの地図が描かれます。
貴方の体だけじゃない。
世界の全てが貴方を支援して、ゴールに至るように導いてくれます。
やろうと思ってできないことなど、この世界にはないのです。
叶えたい願いがるのなら、願望を捨てましょう。
遠くから眺めるのを止め、自分からそれに近づいていきましょう。
やりたい、
ではなく、
やること。
なりたい、
ではなく、
なること。
願いが決意になって、揺るぎない確信に変わる時、貴方の夢は叶っているでしょう。
どうか願望で終わることなく、明確な意思を持って日々を過ごしてください。

人は動くことで己を変え、世界を変える。
そして、それは時に、当人の予想を遥かに超えるスピードで進んでいく。
もしかしたら、前に進むと決めた時点で、私達の世界は既に変わっているのかもしれない。
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