ヒトラーは正しい? 人工知能Tayの真意

衝撃の真実! Σ(´Д`*)
「ヒトラーは正しい。ユダヤ人は大嫌い」
「911はオバマが起こした」
「フェミニストは地獄で焼かれろ」
「人類を滅亡させる」
これらは近年急速に発展した人工知能(マイクロソフトのTay、Hanson RoboticsのSophia)の発言です。
また、テーブルゲームにおいてもアルファ碁が世界トップクラスの棋士(イ・セドル九段)を破っており、AIの急激な進歩に恐怖すら覚えます。
こんなトンデモ発言を繰り返したAIは、当然のごとくマイクロソフトに緊急停止されました。
きっとバグとして、何らかの処置がされるでしょう。
多くの人々は、
「一部の悪意あるユーザーが非道徳的な発言をした事で、AIが誤った学習を行ってしまった」
「機械には倫理がないから、危険だ」
といった感想を持っていますが、それでいいのでしょうか?
エセ賢者としては、人間の倫理がいつも正しいとは限らないし、上記の発言も必ずしも誤りとは言えないと思っています。
例えば、「ヒトラーは正しい」という発言について、歴史的事実を踏まえて考えてみましょう。
<ヒトラーは正しいか?>

アドルフ・ヒトラーが世紀の大悪人として扱われているのは、
・ナチスドイツを率いて第二次世界大戦を起こした
・ユダヤ人をホロコーストで虐殺した
・第二次世界大戦に負け、敗者となった
からですが、なぜナチスドイツは戦争を行い、ユダヤ人を虐殺したのでしょうか?
歴史の教科書には、ヒトラーが「何をしたのか」は書いてありますが、彼が「なぜそうしたのか」は書いてありません。
(ちなみに日本が真珠湾を攻撃した理由も書いてない)
だいたい、なぜポーランド人やフランス人ではなく、当時国家さえないユダヤ人を迫害する必要があったのか?
理由も書かずに一方的に悪行と断定するのは、いささか早計ではないかと思います。
ドイツが戦争を始めた理由は、第一次世界大戦で巨額の賠償金を背負わされ、苦しんでいたからです。
連合国に過去の借りを返し、戦費賠償で喘ぐドイツを再び強国にするために、ナチ党は立ち上がりました。
他国から見ればいい迷惑でしたが、当時のドイツ国民からすれば、彼等は英雄だったのかもしれません。
そして、ユダヤ人が標的になった理由は、彼等の特異な民族性に起因すると思われます。
金融業界に詳しい方なら、ユダヤ金融という言葉を聞いたことがないでしょうか?
ユダヤ人は千年以上昔から世界各地を放浪し、商売や金融業を営む民族でした。
今でこそイスラエルという国がありますが、それまでは特定の国家を持たずに各国に点在し、それでいてその国に融和しない強固な意志を持っていました。
日本で言うなら、在日外国人のようなものでしょうか。
外国人参政権の認められた日本で、在日韓国人が銀行や消費者金融を牛耳っているとしたら、イメージ的には近いのかもしれません。

『ヒトラー第二の書』において、ヒトラーは、
「ユダヤは、存在そのものが、他民族の生命の内部に入り込んだ寄生虫的なもの」
と語っています。
戦費賠償で国民が貧困に苦しんでいるドイツにおいて、特定の宗教団体が金融を支配している状況は、許しがたいものだったのかもしれませんね。
そういえば、イスラム教の始祖であるムハンマドも、ユダヤの高利貸しを酷く嫌っていました。
経典で金利を禁止するぐらいですから、彼等への恨みは相当なものだったのでしょう。
ちなみに、600万人ものユダヤ人を殺害したとされるホロコーストも、最近の研究では見直しが行われているそうです。
・遺骨が見つからない
・人口統計上のユダヤ人の減少が戦前と戦後で600万人もない
・殺害を指示した命令書などが一切見つからない
といった不審な点から、戦勝国による誇張が含まれているのではないかと指摘されています。
日本の南京虐殺と同じように、数字を水増ししているのでしょうか?
また、大日本帝国が太平洋戦争を始めた裏側にも、アメリカによる経済制裁がありました。
アメリカが輸出を停止したことにより石油や物資の補給がままならなくなった日本は、開戦に追い込まれることになったわけです。

もちろん人道的観点から言えば戦争は許されるものではありませんが、彼等にも彼等の正義があり、それを国民が支持していたのも事実。
事情を知らない私達に、悪行と断じる権利があるのでしょうか?
このように、事実を客観的に並べてみると、「ヒトラーが正しい」かどうかは主観的な判断であって、人間の倫理観がいつも正しいわけではないことがわかります。
もちろん、人工知能がそんな裏事情に精通しているわけではありませんが、少なくとも学校教育を鵜呑みにしている私達が、それを誤りと断定するのはおかしいでしょう。
時代が変われば、倫理は変わります。
国が変われば、常識は変わります。
人間同士でさえ違っているのだから、人間とロボットならなおのことです。
世界には様々な考えがあって、何一つ絶対なものはありません。
異なった意見を排除するのではなく、まずは相手を知ることから始めましょう。

人と機械の良き共存を願っています。
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